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信じるだけど信じるじゃない

信じるに足るものを信じる行為は厳密に言えば「信じる」ではない。 それはデーターに裏打ちされた打算であり傾向分析に過ぎない。過去の事例に照らし合わせ、そうであるという結論を導いたにすぎない。真の「信じる」とは信じるに値する要素が一切ないにも関…

恋はわざび味のように

ピッ、ピッ、ピッ! 「お会計1280円になります」 「1280円、ちょうどお預かりいたします。ありがとうございました」 「いらっしゃいませ、あれ?」 「やほ」 「どうしたの?家この辺じゃないでしょ?」 「ちょっとねー。すごいねーほんとにスーパーで働いて…

セロリを八尺

話題の領域が違う、というのはここまで根本的に悲しいものなのだと実感した。 意識の高いっぽいひとが集まる交流会にて、なぜか人数合わせて参加していた僕は戸惑っていた。彼らの会話が分からないのだ。同じ言語を操っているはずなのに、彼の言っていること…

神社裏通りのイマイチな預言者

子供の頃に不思議な体験をしたことがある。 そんな経験を持っている人はそれなりにいるのではないだろうか。例えば、さくらももこ先生の「ちびまる子ちゃん」でも、二度と辿りつくことのできなかった不思議な洋館の話がでてくる。大人に話しても誰も知らない…

黒いブラックマウンテンと小さな少女の謎

圧倒的才能の前には努力など無意味なものなのかもしれない。 例えば、体のつくりが根本的に違う異星人がこの星に舞い降りてきて、まあまあ仲良くしてくれて住み着いたとしよう。ある程度の期間住み着けば、やはり市民権をという流れになると思う。そうなって…

自販機ごと返してやる!

大ヒットドラマ「踊る大捜査線」の劇場版「レインボーブリッジを封鎖せよ」のワンシーンに、あるセリフが登場する。 「あ、自販機ありがとうございました」 というセリフだ。これは主人公である湾岸署の刑事青島が上司にあたる本庁の室井管理官に休憩所で放…

ファミコン狂時代

お、そりゃあ、なんてゲームだ?ふんふん、アンチャーテッドってゲームの最新作?すげえな最近のゲームは。まるで映画じゃねえか。自分で動かす映画なんてとんでもねえ時代がきたもんだな。 すげえもんだ。今やそのスマホっていうんか?電話機でゲームができ…

神様のフガシティ

場外馬券場には神様が住んでいる。 僕がよく行く場外馬券場の名物オヤジの言葉だ。毎週末、馬券を買いに場外馬券場へと赴くと、自然と同じ行動をしている自分に気が付く。同じルートを通り、同じ売店で競馬新聞を買う。同じフロアで新聞とにらめっこし、同じ…

プロフェッショナル ウンコ漏らしの流儀

「魂までは漏らさない」 人類にとって切っても切れない行為、排泄。その排泄に苦しめられている一人の男がいた。男はもがき苦しみ、涙した。そして一つの境地に辿りつく。本当に脱糞とは敗北なのか? 「僕はね、成人超えてからウンコを漏らしたことがない人…

害毒な言葉たちのユーグレナ

言葉というコミュニケーションツールがどんどん軽いものになっているのを感じる。今やネットを介した言葉のやり取りが主流となり、多くのコミュニケーションが数バイトのデーターとなって飛び交っている。そこに体温は介在しない。 そこに人の体温を感じられ…

すき家のことが

すき家に対する好感度がうなぎ上りである。 これは別にこれから土用の丑の日に向けて牛丼チェーン各社がうな丼に力を入れてくることから、ちょっと上手いこと言おうとうしたわけではない。単純に好感度が上がっているのである。 まず、すき家は基本的に店舗…

フェティシズム×フェティシズム

以前から自分はちょっと何らかの病気じゃないかと思うことが多々あった。 例えば、待ち合わせシーンにおいて、13時に友人と新宿で落ち合うことにしたとしよう。そうだな、場所は適当に新宿のアントニオ猪木酒場の前で待ち合わせとしよう。そうなった場合、遅…

青春18キップを使えば2370円で東京から小倉までいけるらしい

どこか遠くの町までいきたい。そんな気持ちになることはあるだろうか。きっとあるはずだ。え?ない。いやいや、あるはずだ。うん、ある。絶対ある。あるの。いいから、あるって体で話を進めようよ。とにかく、みんな遠い街に行きたい思いを抱えているはずだ…

「ハリーポッターと賢者の石」を1ミリも見ていないのにレビューを書いてみた

2001年がもう15年前という事実に僕はひどく腰を抜かした。15年と言えば3歳だった子供が18歳にもなる月日である。「マンマー」とか言っていたかわいい子供も「ゴム付けて」とか言うわけである。これはもう途方もない年月だ。 じゃあ15年前に自分は何をしてい…

復讐代行サイトに自分への復讐を依頼してみた

※Numeri(http://www.numeri.jp)にて数年前に執筆した記事を再編する必要が生じたので、ほぼ同じ内容をまとめてこちらに掲載します。ブログ版としてお楽しみください。 人を呪わば穴二つ、という言葉がある。 これは呪いなどを行う呪術師が、呪い返しで自らの…

カメムシだって嫌われたくてやってるんじゃない

カメムシとは悲しい生き物だ。 彼はかなり癖のある独特の悪臭を振りまく昆虫として有名だが、実のところその悪臭を振りまく理由はよくわかっていない。普通、こういった悪臭は天敵に対して有効で、食欲をなくす臭いを放出することで自分の身を守ることが多い…

女に嫌われない女の叱り方

駅から放射状に延びるレンガ通りの歩行者天国に古本市が出ていることがある。市内の古本屋のいくつかがテントを立てて本棚を並べ、通行人に古本を売りつけようとしてくるのだ。結構大規模な市で、そういったテントが何百メートルも続き、ただでさえ歩行者の…

通学路の松井さんは僕にだけ挨拶をしてくれない

松井さんは僕にだけ挨拶をしてくれなかった。 どうも使えないやつと思われているのか、仕事をやる気はあるのに仕事を回してもらえなくて少し憂鬱な気持ちで出勤していた時、少し思い立っていつもと違う通勤経路を歩いてみた。 そこで僕は一人の老人に出会っ…

桜の花びらたち

職場のYさんがワイセツな画像をネットに投稿しているらしい。そんな電撃的な噂が我が職場を駆け巡った。というか情報通の岡野という男から入ってきた情報なのだけど、とにかく衝撃的だった。 そもそも僕はこの現状のネット社会を憂いていて、例えば、様々な…

iPhoneからXperiaに変えて僕に起こった10の変化

iPhoneは素晴らしい革新的デバイスだ。それは多くの人が異論のないことだろうと思う。真に偉大な発明は人類の生活や文化を一変させるといえ、そう言った意味ではiPhoneが人類に与えたインパクトは最も偉大と言える。 そんな偉大なるiPhoneを長年愛用してきた…

あまりにも仕事に行きたくないのでログインボーナス作った

仕事に行きたくない。 そういうと「じゃあ仕事やめればいいじゃん」と言い出す人がいるが、それはあまりに短絡過ぎるのではないだろうか。童貞で悩んでいる人にじゃあセックスすればいいじゃんとアドバイスしているのとそう大した違いはない。明らかに短絡的…

Overー顔のわりに小さな胸に関する新考察ー

Mr.Childrenの名曲に「Over」というものがある。恋の終わりにおける男心を綴った掛け値なしの名曲である。男らしく別れを受け入れるべきなのに、どうしても納得できない部分がある、けれども納得しなくてはいけない。男らしさっていったいどんなことなんだろ…

会議は踊る

「それでは、定刻となりましたので第4回定例会議を始めたいと思います」 ーさあ、始まりました。定例会議60分一本勝負、今日も解説の田所さんと共に実況を進めていきたいと思います。田所さん、よろしくお願いいたします。 ーいやあ、60分で終わったことない…

RED ROOMからの脱出

リアル脱出ゲーム、というものがある。 ちょっと昔の話になるが、パソコンで息抜きをするちょっとしたゲームとして「脱出ゲーム」なるものがあった。だいたいが起動すると何らかの密室に閉じ込められていて、部屋の中をあちこちクリックするとパズルが出てき…

花言葉はイノセンス

吉田さんは無邪気に笑ってグラスを傾けた。趣味の良いジャズに混じってカランという氷の音が響き渡った。 「どうやったら家が売れるかなんてわからねえよ」 吉田さんは自嘲気味に言った。詳しくは知らなかったが、どうやら彼は家を売る立場の人らしい。マイ…

ランボー怒りのアフガン

人を怒ることは難しい。 怒りという感情を最小の単位にまで分解して考えてみると、根本というか怒りの泉源は2つに分類できることに気が付く。決して繰り返させてはいけないという想いか、単純に許せない、という想いかそのどちらかで怒っている。前者は、発…

夏の匂いとハッシュタグそして140文字の彼女

そのオッサンの存在に気が付いたのは、まだ夏の匂いが残る暑い日のことだった。 何の気なしにツイッターのタイムラインを眺め、そこから気になった人物のツイートを辿り、さらにそこから気になった人を巡る、というインターネットラビリンスの中に身を沈めて…

出会い系サイトの待ち合わせに来るモビルスーツで最多は何か

出会い系サイトにまつわるエピソードには、古典文学ともいえる一つの伝統がある。待ち合わせをしてルンルン気分で行ったらそこには人智を超えるブスが仁王立ちしていたっていう場合、そのブスを描写するのにモビルスーツを使うことが多いのだ。 アニメ『機動…

たったひとつの冴えたやりかた

彼女のことがとりわけ大きく見えたのはきっと錯覚だったのだろう。 黒板の前に立つ彼女は、先生の半分くらいの身長で、黒板に大きく書かれたおそらく彼女の名前であろう四文字の漢字よりも随分と小さかった。一般的なこの年代の小学生より少し小さいくらいの…

一度でいいから泥酔して文章を書いてみたかった

「ねえ、秒速5センチメートルなんだって」 「なにが?」 「うんこが便器に落ちる速度」 「遅すぎだろ」 僕には長いこと夢みたいなものがあったんですけど、それが何かっていうと、ほら、僕って結構緻密な文章を書くじゃないですか。計算され尽くされたみたい…

魔王

魔王 Franz Peter Schubert Erlkönig Op1 D.328 Johann Wolfgang von Goethe 日本語訳詞 pato Wer reitet so spät durch Nacht und Wind? Es ist der Vater mit seinem Kind; Er hat den Knaben wohl in dem Arm, Er faßt ihn sicher, er hält ihn warm. 風…

流行に敏感なミユキさんについて

もうミユキさんにぞっこんなのである。 僕のメールアドレスってのはこの電脳世界に産み落とされた「闇」とも呼べる存在で、一時期は詐欺業者相手に大立ち回りを演じていたし、意図的にカモリストに載るように誘導したこともあったし、一切のスパム対策をせず…

この街にいる場所なんてどこにもなかった

いま、皆さんの場所からは何が見えるでしょうか。 僕は常々、人生とは居場所を作るゲームのようなものではないか、そう考えています。人は多かれ少なかれ、必ず居場所を作ります。それが自分の家だったり部屋だったり、真に安らげる場所の本拠地としての居場…

本日は作者取材のため休載です

せっかくお越しいただいたのに申し訳ありませんが、作者が取材のため本日の多目的トイレブログはお休みです。 代わりと言っては何ですが、現在エロ漫画界で驚異の新人として活躍中で、この夏はコミケへの参加も噂される龍亜種(ドラゴンアッシュ)先生より過…

Read me!

今日も朝一新幹線のナミです。みなさんこんばんは。 さて、みなさんはネゲットという言葉をご存知でしょうか。そうですね、オフ会などで出会った異性に変な棒を出したり入れたりすることですね。ちょっと前の時代はネットでの出会いなんてものは一般社会に溶…

セックスはキスで決まるぞ

セックスはキスで決まる。 この言葉の言いたいところは、おそらくは出だしで全てが決まってしまうということだろう。セックスにおいてはプレリュードであるキスが何より重要であるという、なかなかに含蓄のある言葉だ。実はこれ、僕のセリフではなく、同僚の…

線路沿いの恋

「ついちゃったね」 「そうだね」 「宿題出た?」 「結構出た」 「ふうん」 「なんかさ、俺たちいつもこうやってここで長いことしゃべってるよね」 「だね」 「公園のベンチで話せよって姉貴に言われたよ」 「それ、なんか違くない?」 「俺もそう思う」 「…

最も手に汗握る演出の信頼度は71%である。

「ほんと、美味しいラーメンなんだって!」 「えー淳子のそれってあまり信頼度ないからなー」 どこかで女の子同士の会話が聞こえてきた。信頼度とは面白い表現を使うなって思ったのだけど、淳子ちゃんがあまり信頼されていないことはしっかりと伝わってきた…

花見に合わないものを花見に持って来いといったら人は何を持ってくるのか

先日、満開の桜の下で花見大会を催してきたのですが、そこらじゅうで大学生集団、職場の仲間、友人、ファミリーと健全な集合体で花見を楽しまれている中、インターネットで「花見やるからきてね」と場所だけを告知して行う「現代社会に潜む闇」みたいな会を…

雪降桜の季節に

雪降桜という言葉がある。皆さんにはあまりなじみがないかもしれないが、「せっこうおう」という呼び方で実に風流な情景を描写した言葉だ。冬が終わり春が近づいてくると、暖かい日と肌寒い日を繰り返すことで一歩づつ春に近づいていることを実感する時期が…

3月のライオン

僕はスマホのテザリングを経由してブログを更新しているのですが、今月は使いすぎたのか更新しすぎたのか、画像を駆使しすぎたのか、早々に容量制限に達してしまいましてね、この更新画面すら開くのが精いっぱいの青色吐息でやってまいりました。 よくよく考…

空と海と大地と呪われし姫君

どうして乙姫は浦島太郎に玉手箱を渡したのか。 竜宮城で楽しいひと時を過ごした浦島太郎が陸上に戻ると、何百年という年月が経過していた。そして、決して開けるなと言って渡された玉手箱を開けると、中からもうもうと煙が立ち込め、お爺さんになってしまう…

エロ本隠し四大行

今の若者たちは本当にかわいそうだ。 彼らは、タブレットやスマホですぐにエロ動画にアクセスできる。それは想像以上に手軽で身近、そして便利だ。しかしながら便利さとは光の部分ばかりではない。その光が強烈であればあるほど、落とされる影は深くて暗い。…

こころ

大学時代、僕は貧しかった。 大学しかないような田舎の町の山奥に要塞のようにそびえたっていた大学に通っていた僕は、大学の近くに住むことができなかった。大学しかないこの街には、大学の横に学生たちが住む学生街みたいなものが形成されており、オシャレ…

ジーンズをはいた女はやれる

「ジーンズをはいた女はやれる」 なにかのモテ系雑誌を読んだ時にそんな煽り文句が書いてあったような気がする。なんでヤレるのかその理由は忘れてしまったが、確か、 「ジーンズをはくほどの女はアクティブ→性に対しておおらか→セックスをスポーツととらえ…

ルーティーン・キャット

ラグビーの五郎丸選手がキックをする前に行う一連の行動は、ルーティーンとして一気に有名になった。そもそも「ルーティーン」とは慣習の一種で、日常規則的に繰り返される生活様式、とくに一定の手順で行われる仕事を指す。早い話が、繰り返される決まった…

37番の男

僕はいま深い怒りに身を沈めていて、非常に憤っていたりするのだが、そもそも僕は結構短気で怒りっぽい性格なのだけど、そんな自分が嫌でしょうがないので務めて怒らないようにしていたりして、例えば、人と待ち合わせるときに、ギリギリ待ち合わせ時間に到…

悪の華

文章の組み立て方として、「この表現が使いたいからこの文章を書く」というものがある。本来なら書きたい内容があり、それを伝えていく上で様々な表現が使われるのが真っ当であるはずなのだが、稀に「この表現が使いたい」から出発することがあるのだ。 例え…

無人島について本気出して考えてみた

「仕事と恋愛、どっちが大切ですか?」 ブスってやつはこういった類のどうでもいい質問が本当に好きだ。ありない前提を持ち出して誰かの心理を計ろうとする。きっとブスは誰かの心中を推し量ってばかりいるからこうなるのだろう。 「SとM、どちらかでいうと…

仁和寺にある法師

何事も先輩の助言が欲しいものだ。右も左もわからない状況において、それを経験したことがある人の助言は重くて深い。それを得られるということはこの複雑に入り組んだ現代社会を生き抜くのに大きな助けになるだろう。 僕のもとにフレッシュな新入社員が挨拶…