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ピロートーク×ピロートーク

ピロートークに対する憧れが沸点に近いところまできている。

まあ、ここは若いOLのみなさんも読んでいて、いま、会社の給湯室では課長の不倫話と並んで話題!となってるらしいので、そういったOLに配慮してあまり生々しい表現を使うのは避けますが、その男女の営みというか、交わり合いというか、そういった行為の後に枕を共にしてトークをする、あのピロートークに対する憧れが年々高まりつつあるのだ。

ピロートークといえば必然的に、そういった男女の営みの後に、腕枕をし、男が

「俺、東京に行って一流のギタリストになるんだ。絶対にビッグになってやるんだ」

と夢を語るものと相場が決まっているが、あいにくギタリストになるつもりなどこれっぽっちもなく、東京に住んでいる僕としては東京に行くもクソもない。結果、僕からはピロートークが奪われた形となっているのだ。いいよな、地方に住んでてギタリスト目指しているやつは。何も気にすることなくピロートークに集中することができて。どんだけ恵まれてるんだ。明らかにピロートークエリートだ。ほんと、世の中ってやつは不公平だ。

 ここで勘違いしないで欲しいのは、ちょっと生々しい単語は避けますが、その、男女の営みの後にするピロートークに憧れているのであって、男女の営み自体にはそこまで強い憧れはないということです。むしろ邪魔くらいに思っていて、できれば、料金払ったらカワイイ女の子がシーツにくるまって顔を半分だけだしていて、僕はその横に滑り込んでピロートークをする、というピロートークカフェがあってもいいんじゃないかって思うんですけど、残念ながらそういったサービスの存在は確認したことないんですよね。

ただ、そういったピロートークだけを実施したいと周りの同僚にカミングアウトすると、必ず「それは間違っている」と言われるんですよね。「ピロートークも男女の営みの一部であり、後戯である」と言われる。なるほど、みんな大好きWikipediaで調べてみると、確かに「後戯」の項目に「ピロートーク」が掲載されている。ピロートーク単独では存在し得ず、必ず性行為が必要なのだ。「前戯が暖気運転ならば、後戯、ピロートークはターボ車は車を停めてもすぐにエンジンを切らず、アフターアイドリングをしてブオンとやるようなものだ」車好きの同僚の説明はよくわからないが、そういうものらしい。

つまり、僕は大きな勘違いをしていたのだけど、男女の営みが終わったあともそれは続いていて、ピロートークでそのまどろみを継続演出しなければいけないのだ。小粋な小話、例えばお茶菓子と思っていたらロリエが出てきた話などは絶対にしてはいけないらしい。できれば女性が喜ぶようなロマンチックなトークが良いようだ。

そこで、ちょっとインターネットで調べてみたら、「女性が「愛されてるな」と感じる「鉄板ピロートーク」9パターン」という、ちょっと何食って育ったらこういった記事をワールドワイドウェブに載せようと思うのか理解できない記事がありましてね、引用しますけど、

【1】「子ども3人くらいほしいよね」など、二人の将来の話

 

【2】「俺、◯◯の優しい性格が大好き」など、互いの好きな部分についての話

 

【3】「来週、東京スカイツリーに行ってみない♪」など、次のデートプランの話

 

【4】「口でしてもらうのが最高に気持ち良かった…」など、プレイの感想

 

【5】ギュッと抱きしめながらしみじみと「幸せだなぁ」とつぶやく独り言

 

【6】「実は付き合う前、お前の男友達に嫉妬していたんだ」など、今だから言える嬉しいぶっちゃけトーク

 

【7】「◯◯ちゃん、だ〜い好き!」など、甘え全開のトーク

 

【8】「◯◯の胸って本当に柔らかい…」など、女性のカラダを褒める話

 

【9】「今日、寝坊して慌ててたら、右と左の靴下が違うやつでさ(笑)」など、ほっこりとした笑える話

 

スゴレン http://www.sugoren.com/report/1396415639111/

 この9パターンが鉄板らしい。けっこう面倒くさいな。セックス終わったらシャワー浴びて帰ってくれんかな。だいたい、9番の靴下の話で笑える女も女ですし、面白いと思って話す男も男ですよ。

でも、よく考えたら、この9つを全て満たしたピロートークができたら、これはもう最高じゃないですか。女性の方も、ステキブシャーみたいになって、おいおい、ピロートークで潮吹きか、悪いコだ、みたいに言えるんじゃないか。なんか興奮してきた!ということで、この9パターンすべてを網羅したピロートークを作成してみようと思います。

 

(セックス後、二人でシーツにもぐり腕枕をする)

「俺さ」

「なに?」

「昔、女の子の家庭教師してたとき、家に行ったら女の子もお母さんもいなくて家にお父さんしかいなくてさ、お父さんがドタバタとおもてなししてくれて、お茶とか出してくれるんだけど」

「うん」

「お茶菓子がないってパニックになってるんだよね。で、やっと出てきたお茶菓子が、なんか高級な包に入ったお菓子ってあるじゃん。あれかなーって思ったらさ、よく見たらロリエでさ」(【9】ほっこりとした笑える話)

「えーうそー!」

「ロリエやないかーい!ってツッコミ入れようかと思ったんだけど、これは高度なセクハラでお父さんは俺の体を狙っているのではっておもっちゃってさ。でも今だから言えるけど、お父さん結構イケメンだったから、僕の局部触るくらいまでなら許そうって覚悟を決めてた」(【6】今だから言える嬉しいぶっちゃけトーク)

「そうなんだー」

「まあ、単純にお父さんが間違えただけなんだけどね。でも、俺はお父さんになったらお茶菓子とロリエを間違えないようにしないとな!」(【1】二人の将来の話)

「でさ、その山盛りのロリエの前で葛藤してるとき、娘さんとお母さん帰ってきたのよね」

「ま、まだロリエの話続いてるの?」

「怒ったよ。帰ったらオヤジと家庭教師がロリエの前で薄ら笑いしてんだからさ。けっこう口汚く罵られてね。でも、普段はおとなしいこに口汚く罵られるのが結構快感でね。罵倒プレイに夢中になる人の気持ちわかったよ。罵られるの最高に気持ちよかった…」(【4】「口でしてもらうのが最高に気持ち良かった…」など、プレイの感想)

「そ、そう…」

「俺、佐和子のくるぶし、ホント好き」(【2】互いの好きな部分についての話)

「え!?くるぶし?」

「そう、くるぶし、ホント好き」(【2】互いの好きな部分についての話)

「なんで?」

「もし宇宙人が現れて圧倒的科学力で人間を支配下において、人間を単なる乗り物のように扱い出したらどうだろう。僕らは乗用車のように宇宙人に乗り捨てられる存在になるんだとしたらどうだろう。どこをコックピットにするかって考えると、比較的安全性が高く、堅い場所をコックピットにするんじゃないかな。そうなるとくるぶしだと思うんだよね。くるぶしは安全だから、DNAを操作されて、小さな宇宙人はくるぶしに搭乗できるようにすると思う。だから、くるぶしは運転席。まだ宇宙人は到来していない。けれども、来るべき日に備えてくるぶしを綺麗にしておけば宇宙人に選ばれるんだ、その日のために僕らは準備をし、シャインフォースをくるぶしに溜め込む作業に没頭し、メルデウスを崇めなくてはならない。メテオンの飛来に備えて。約束の日は近い(ブツブツ)」(【5】つぶやく独り言)

「でね、異性を見るときにくるぶしをチェックしてるんだけど、この間チェックしようとしたらその女、右と左の靴下が違うやつでさ(笑)」(【9】ほっこりとした笑える話)

「その点、佐和子のくるぶしは合格だね。メッシのくるぶしに似てる」(【8】女性のカラダを褒める話)

「め、メッシ!?」

「メッシのくるぶしだ~いすき」(【7】甘え全開のトーク)

「正直、メッシならくるぶし触らせてくれる引き換えに僕の局部触るくらいまでなら許すかな」(【6】今だから言える嬉しいぶっちゃけトーク)

「そ、そう」

「あ、そうだ。来週は東京にいってみようか」(【3】「来週、東京スカイツリーに行ってみない♪」など、次のデートプランの話)

「いいね、東京行こう。どこいく?お台場?渋谷?わたし、買い物したいなー」

「うん、いこう。俺、東京に行って一流のギタリストになるんだ。絶対にビッグになってやるんだ」

「ステキブシャー」

「おいおい、悪いコだ」

 

これ、もう完璧でしょ。

とにかく、このピロートークを完璧に暗記して、ピロートークカフェができる日に備えて待ちたいと思います。あと、メテオンの飛来に備えてシャインフォースをくるぶしに溜め込んでおきたい。