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エロ本隠し四大行

今の若者たちは本当にかわいそうだ。

彼らは、タブレットスマホですぐにエロ動画にアクセスできる。それは想像以上に手軽で身近、そして便利だ。しかしながら便利さとは光の部分ばかりではない。その光が強烈であればあるほど、落とされる影は深くて暗い。

北海道新幹線が開業し、北海道と本州がグッと近くなり便利となった。しかし、その便利さから投影される影として、同時に廃止になった数々の列車から目を背けてはいけない。何かが便利になるということは、同時に何かがこの世から消え去るのである。

さて、では手軽にエロが手に入るようになって便利になった現代、同時に何が消えたのか思いを馳せてみよう。エロ動画の台頭により街のレンタルビデオショップのAVコーナーは消えつつある。正規のルートで制作されるエロ本もその数を減らしつつある。最後のヌードグラビア誌との呼び声が高い老舗ヌードグラビア雑誌「Bejean」の休刊も記憶に新しい。もはやエロ本すらも消えつつあるのだ。

それと同時に廃れていくのが「エロ本を隠す」という行為である。これは青少年なら誰もが通った道である。何らかの手段によって手に入れたエロ本を、いかにバレないように隠すか。知恵と勇気を振り絞って自室の中に隠す。確かな経験と空間把握能力、勇気、さまざまな要素が要求され、みんなそれを乗り越えて大人になっていったのだ。親の庇護から離れるための意思表示に近いものがあった。

そんな「エロ本隠し」も近年は廃れつつある。スマホなどに入れられたエロ動画やエロ画像は隠すまでもなく、ロックをかけてしまうか、シークレットフォルダに収納してしまえば済むのだ。最近の若者は、あの後ろめたさとドキドキを味わえないというのだから、なんともかわいそうなものである。

というわけで、今日は、男性たちが世の女性には内密にして密かに伝承し続けている「エロ本隠し四大行」について解説していきたいと思う。これは伝統芸能を守らなければならないという思いからの行動であり、面白半分の暴露ではないので、どうか世の男性は理解して欲しい。我々のエロ本隠しを廃れさせたくないのである。

エロ本隠し四大行

エロ本隠しには4つの重大な基本要素がある。「纏」「練」「発」「絶」である。これらはエロ本隠し四大行と呼ばれ、エロ本を隠す際に必ず身につけなければならないものである。

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それぞれの基本要素について解説していきたい。

纏(テン)

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エロ本を身にまとうイメージに近い。実際に身にまとうわけにはいかないので、部屋の中の身近な場所に隠すことになる。ベッドの下、学習机の一番下の段などかなりポピュラーな身近な場所にエロ本を隠し、エロ本から供給されるエネルギーで己の肉体を強靭なものにする。この基礎がなっていないとエロ本を隠すことなどできやしない。

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練(レン)

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練りに練った隠し場所にエロ本を隠す基本である。纏(テン)が取り出しやすい場所に隠す基礎であるのとは逆に、取り出すのがちょっと億劫な場所に隠すことである。見つかる可能性が極度に低下する反面、面倒になって取り出さなくなるという諸刃の剣である。僕の知人はおじいちゃんの古時計の中にエロ本を隠し、今は、もう、動かない。隠した本人すら存在を忘れ、ひょんなことから飛び出してくる核廃棄物みたいな扱いになることもあるので注意が必要である。

発(ハツ)

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開き直ってエロ本を発露させることを指す。さも、性におおらかな自分をアピールしてドンッ!と机の上にエグいエロ本を置いたりする逆転の発想である。しかしながら、想定するより効果は薄く、それを見られても性におおらかだとは思われないばかりか、普通に恥ずかしい思いをするだけである。

絶(ゼツ)

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エロ本を捨てる。

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これら四つが基本となる。これらエロ本隠し四体行を身につけていればエロ本隠しの基本はマスターできたと言っていい。しかしながら、隠すものがいるのならば、必ずそれを暴くものがいる。ここでは暴く立場のもの「ハンター」についても触れておきたい。

ハンターとは

隠したエロ本を付け狙うハンターはその能力から6つの系統に分類される。下の図をご覧いただきたい。

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この図において隣り合う系統は相性がよく、同時に習得しやすい。反面、対角上にある系統は相性が悪い。一つ一つの系統について説明していこう。

 

強化系能力者

強化された掃除力で根こそぎエロ本を狩る。その掃除力は想像以上で、そんなところまで掃除しなくてもと言いたくなるほどに徹底的なことも。

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具現化系能力者

部屋に戻ると、隠しておいたはずのエロ本が机の上に具現化していることがある。これは具現化系能力者の仕業である。しかも、多くの場合が仕事が細かく、ピチッと角を揃えて置かれていることが多い。さらに職人になると分類ごとに並べられ、一番えぐい表紙が上に置かれていることもある。

 

変化形能力者

エロ本のカバーだけを「必ず出る英単語3000!」などに変えておいたはずなのにいつのまにか元通り変化していることがある。これは変化系能力者の仕事である。具現化系と強化系とセットで能力が発動されることが多い。

 

操作系能力者

様々な生物を操作してエロ本をハントする能力者。操作される生物は「親戚の子供たち」や「猫」が多い。筆者は、家に帰宅すると猫が隠していたエロ本を引っ張り出してきていて、家族の集う居間で興奮した猫が投稿写真塾をボロボロにしていた経験がある。

 

特質系能力者

エロ本が見つからないのでわざわざ買ってくるなど、本来の分類にない頭のおかしい母親などがこの系統に分類される。筆者の母親もこの系統に分類される。

 

放出系能力者

エロ本を捨てる。

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これらハンターの追求をかいくぐってエロ本を隠す。是非とも伝承していきたいものだ。