乳首の色の変遷に関する研究ー琴奨菊の場合ー

1.Introduction
 前回の研究で、乳首の色に使えるカラーコード一覧が報告された[1]。しかしながら、この報告は多くの問題を含んでおり、実用的とは言い難い状況である。まず第一に、示された色が極度に偏っていたという指摘が挙げられる[2]。これは、カラーコードの表示にHyperText Markup Language(HTML)を使用していることに起因する。莫大な数のカラーをTableタグで編集することにより、はてなブログの編集画面が不安定になるという問題が生じ、それらを回避するために掲載する色を選別した。結果として、全ての色調をカバーするために微妙な色使いのものを排除する必要が生じ、偏ったカラーコードとなった。
 次に、乳首の色として認識しにくいという指摘が挙げられる。カラーコード内には紫や青に近いカラーが多数掲載されており、「人間の乳首の色とは思えない」という指摘が相次いだが、これは、Domestic Violence(DV)を受けた際の内出血乳首であると解釈することができる。
 しかしながら、テーブルタグ内に掲載されたカラーと乳首が頭の中で結びつかず著しく想像が難しいという現状は無視できない。Tableで示されたカラーコードをそのまま乳首の色として認識することは決して容易ではないといえる。この種の問題の解決は乳首カラーコードのアプリ化で達成されると考えられる。しかしながら、それでも人類の想像には限界があるといえ、根本的な解決には至らない。
 これらの問題を解決するため、本稿では、一人の人間の乳首の色に焦点をあて、その変遷を分析することで乳首の色に対する認識を深め、乳首を想像しやすい環境を構築し、乳首カラーコードの一般化へ向けた環境を整備することを目的としている。

 

2.Experimental

 乳首の色の抽出にはWindows付属のPaint(Microsoft社製)を用いた。スポイトツールによって乳首の色を5点抽出し、平均値をNipple color(NC値)とするTakamuraらの手法に従った[3]。Fig.1に抽出した乳首位置の模式図を示す。 乳輪の外周から中心までバランスよく抽出できるようにした。

f:id:pato_numeri:20160315112310j:plain

 通常、NC値は16進数のRGB値が用いられるが、理解しやすくするため10進数に変換したものを用いた。RGB値は三原色であるRed、GreenそしてBlueの成分比を表したものである。よって各成分のNC値は255が最大となる。また、画像の色調の変化による誤差を考慮して、瞳の色、肌の色、髪の色のいずれかを基準に同じ色調になるように色調補正を行ったものを用いた。
 乳首の色を観察する対象人物として、日常的に乳首を露出している人物であるAV女優が候補に挙がったが、乳首の撮影時期が明確でないことと、天然の色味であるとは必ずしも言い切れないこと、また自分のことをAV女優ではなくセクシー女優と言い張るなどの理由から、今回はAV女優ではなく力士の乳首を用いることとした。これは、ある程度乳首の撮影時期が推測可能であることと、ほぼ天然色であること、また自分のことをセクシー女優と言わないことが予想されるためである。
 以上の理由より、日本相撲協会所属の力士の中で乳首の色に定評のある佐渡ケ嶽部屋の琴将菊の乳首の色を年代ごとに測定した。サンプルの詳細なプロフィーをTable 1に示す。

 

f:id:pato_numeri:20160315112930j:plain

 

 3.Results and Discussion

f:id:pato_numeri:20160315120608j:plain

 Fig.2に代表測定として高知県明徳義塾高校時代の琴将菊を示す。また、そこから抽出した乳首のカラーコードも示す。カラーコードは#A76A57で あった。これはブラウン系の色合いといえ、ほぼ一般的な乳首の色である。10進数に換算したRGB-NC値は(167,106,87)であった。

 

f:id:pato_numeri:20160315120103j:plain

Fig.3に画像が入手可能であった高校時、入門時、初土俵時、大関昇進時、優勝時のNC値の経時変化を示す。これらの変化を各色成分について詳細に検討を行った。

 

f:id:pato_numeri:20160315120132j:plain

  Fig.4にR成分(Red)におけるNC値の変化を示す。NC値は多少の上下が見られるもののほとんど変化は見られず、相当に長い期間においてほぼ一定とみることができる。R成分のNC値は赤味を示していることから、その日の体調や興奮状態によって乳首の赤味がいくらか上下していると考えられる。また、入手した画像が取り組み前であったり取り組み後であったりと条件が一定でないため、体の火照りが紅潮となって乳首に現れ、R値が変化したものと推測される。

f:id:pato_numeri:20160315120158j:plain


 Fig.5にG成分(Green)におけるNC値の変化を示す。G成分のNC値については2001年以降の期間でほぼ一定だった。これは緑成分であるため体の火照りなど精神状態に左右されることがないためだと考えられる。また、2001年を境に大きな変化が観測されるが、この時期を境に琴奨菊関自身も大きな変化を迎えている。佐渡ケ嶽部屋に入門し、初土俵を踏む2002年までに乳首の緑成分が増加していると予想すると、ここで生活サイクルの変化や食生活の変化があったのではないかと予想できる。それが乳首の緑成分の増加につながったと考えられるが、詳細についてはさらに検討が必要である。

 

f:id:pato_numeri:20160315120227j:plain

 Fig.6にB成分(Blue)におけるNC値の変化を示す。B成分のNC値については明確に増加傾向が見られる。これは琴奨菊関の相撲取りとしての地位の上昇に対応していると考えることができる。青色は知性や冷静さを表すイメージであることが知られている。この成分が乳首中に増すことにより、関取として大切な心技体のうち、心の部分が完成に近づいているのではないかと予想できる。つまり、今後も、琴奨菊が活躍するに従って乳首中に青の成分が増えていくことが予想される。これらの変化は以下の式によって推算される。

 

f:id:pato_numeri:20160315113422j:plain

 

ここでTは時間[Year]であり、NC(B)は乳首中のBlueのNC値を表す。乳首中の青成分は時間の一次関数であり、直線的に増加すると考えられる。(1)式に従って予想した将来的な琴奨菊の乳首の予想図をFig.7に示す。

 

f:id:pato_numeri:20160315113430j:plain

現状において同程度の変化を繰り返せば2100年に琴奨菊の乳首は紫となり、2300年にはブルーとなる。付け加えると、これらの変化は関取としての地位と連動している。

 

4.Conclusion

 琴奨菊関の乳首色の変遷を追いかけることにより、様々な要因を推察できることがわかった。Red成分においては、その時の精神状態に左右され、興奮によって紅潮することにより色彩が変化する。またGreen成分においては生活環境の変化によって支配され、Blue成分は関取としての地位によって変化することが分かった。また、2100年、2300年においては乳首の色は紫に近くなっており、前回報告した乳首のカラーコード一覧に紫系の色や青系の色を掲載した妥当性も証明されることとなった。紫の乳首はDVを受けた際の内出血乳首である可能性と、相撲取りの頂点に100年くらい君臨した際の乳首の色といえる。
 今後も綱取り、大横綱へと突き進んでいくであろう琴奨菊の快進撃を応援すると共に、乳首のNC値にも注視していきたいと考える。

 

5. Literature cited

[1]pato, "乳首の色用カラーコード一覧表" - 多目的トイレ (2016)

[2]:::::HK-DMZ PLUS.COM:::::(2016)

[3]Takamura et. al.,Journal of Nipple, 52, 26(2), pp.1029-1045(2012)