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富士登山のススメ

中央自動車道をひた走り、山梨県河口湖インターを抜けて左手に富士急ハイランドを望みながら、富士山5合目までスバルラインをひた走る。深夜ということもあって、富士吉田五合目に車で入ることはできず、かなり手前の奥庭という駐車場に駐車するように指示された。ここから五合目まで歩いて上る必要があるらしい。計画より早めに登山が始まることとなってしまった。

車を降りると、予想以上の寒さが我が身を包んだ。山に登るわけだしまあまあ寒いだろう、そう想像した寒さより2ランクくらい上の寒さに少し絶望的な気分になる。

奥庭駐車場にはトイレが完備されている。真っ暗な闇夜に浮かび上がるトイレは少し心強い気分にさせてくれる。しかも比較的新しい造りであり、利用者もそんなに多くないためか綺麗だ。これから始まる登山を考え、少しでも体を軽くするという意味でウンコをしておくことを勧める。

5合目に向かって歩き始める。登山道とは違い、舗装されたアスファルトだ。街灯はないが異常なほどに星空が明るいので危なくはない。30分ほど歩くと富士五合目に到着した。本来の登山開始地点となるべき場所である。

富士五合目には売店や登山用品店など、ちょっとしたパーキングエリア並みに店舗が揃っている。深夜ということもあって全て閉店していたが、一段低い場所にある駐車場に備えられた公衆トイレが煌々と明かりを放っている。綺麗で近代的なトイレである。

5合目とは言ってもこの時点で標高は2300m程度ある。水は貴重品である。トイレに使われる水もそんなに多くないのか、若干、匂いが気になるトイレである。みんな綺麗に使うよう心がけることが大切だ。基本的に、これより先の登山道のトイレは、処理に費用が掛かるため原則として有料である。それを心に留めておく必要がある。

いよいよ高山病対策のためこの五合目で少し時間をつぶし、いよいよ登山開始となる。登山道へと入っていくと緑豊かで緩やかな勾配のハイキングコースのような道のりが続く。楽勝じゃないかとここでペースを上げすぎると後々大変なことになるので少しペースを抑え気味に歩く。

30分も歩けば6合目に到着する。6合目には安全指導センターみたいなものがあり、係の人が常駐して登山マップを配ったりしている。その先には公衆トイレとしてよく工事現場に置かれているような仮設トイレが4つほど並べられているので、できればここでウンコを済ませておきたい。使用料は200円である。

6合目を超えると富士山の景色は一変する。ほとんど岩肌となり、植物などはあまり見られなくなる。勾配も急になり、なかなかしんどいぞ、という気分になってくる。次の山小屋までは頑張ろう、という気持ちが湧いてきて山小屋が心の支えとなってくる。息を切らしながら7合目、山小屋「花小屋」へと到達する。

花小屋はトイレ完備の山小屋であるが、その使用料は200円である。バイオ式の処理方法を採用しており、比較的綺麗である。できればここでウンコを済ませておきたい。全く関係ない話だが、登山ルート全ての山小屋はポケモンGOのポケステに登録されていて、ジムまで存在する。

花小屋で少し休憩を取った後に出発するが、ここからは比較的山小屋が密集した地帯となる。つまり、次の山小屋は目と鼻の先であり、もう見えている。とりあえずあそこまで行ってみようか、という気分になってくるので良い。

少し登ると本当にすぐに「日の出館」という山小屋に到達する。こちらもトイレを完備しており、使用料は200円である。可もなく不可もなしといったトイレである。先ほどの花小屋で行きそびれた人は是非ともここでウンコをしておきたい。

また次の山小屋が見えている状態で、気分的には新宿駅のホームの端から代々木駅のホームが見えているような感じなので、なんとか頑張って登る。するとすぐに「七合目トモエ館」に到達する。本当にこの辺はラブホ街のごとく山小屋が密集している。

七合目トモエ館のトイレは200円で水洗式が採用されている。ここまで行きそびれた人も是非ともここでウンコを済ませておきたい。

少し登ると「鎌岩館」という山小屋に到達する。山小屋とは思えないほどに造りがしっかりとした建物であり、かなり頑丈そうな印象を受ける。木目調の室内が清潔感を演出している。

トイレもやはり頑丈で綺麗な造りであり、是非ともお勧めしたい。使用料は200円で水洗式である。時間にもよるが、ここまで山小屋連発であるので、トイレは比較的空いているような印象を受ける。

少し登るとすぐに「富士一館」という山小屋に到達する。この富士一館の名前の由来は、今のように近代的な建物の山小屋が作られるようになった一番最初の山小屋、という意味らしい。そんなことはどうでも良く、トイレ使用料は200円である。次の山小屋まで若干の距離があるのでできればここでウンコを済ませておきたい。

いままで連発で山小屋があったが、どうもそれに慣れてしまっているようで次の山小屋までちょっと距離がありすぎるんじゃないかと考えたりする。それでも冷静に考えると距離は短いほうだ。少し疲れが見えてくるが頑張って登ると「鳥居荘」という山小屋に到達する。トイレは200円である。少し距離があったので溜まっている人も多いだろう。できればここでウンコを済ませておきたい。

また少し距離が開くが、頑張って登っていくと「東洋館」という山小屋に到達する。ウッドデッキを備えた近代的な山小屋で、下から眺めていると要塞のようにすら見える。トイレは洋式で200円。次の山小屋までそこそこ間隔があるのでできればここでウンコを済ませておきたい。

これまでの間隔に慣らされていると、ここの距離は長いように感じる。八合目「太子舘」は標高3100mにある。3000mを超えてのウンコはなかなか経験できないことであるので、できればここでウンコを済ませておきたい。使用料は200円で水洗の洋式である。

蓬莱館 200円 和式水洗
白雲荘 200円
元祖室 200円
八合目富士山ホテル 200円 綺麗
胸突江戸屋 200円 洋式 バイオ・循環式水洗
本八合目トモエ館 200円 水洗
御来光館 200円 バイオ式

全てのトイレでできればウンコを済ませておきたいが、特に御来光館は頂上までで最後のトイレである。必ずウンコをしておきたい。トイレの場所が若干わかりにくいので、注意深く探すか店の人に聞いてみよう。そしていよいよ頂上である。

頂上のトイレは使用料が300円である。みんなここまで疲労困憊で到達するためか綺麗に使おうという意識が薄れるのか、頂上のトイレはお世辞にもあまり綺麗とは言えない。時間によっては行列を作るほどのこともあるので十分に注意が必要だ。

下山ルートは基本的に山小屋がないが、いくつかのポイントで登りで通ったルートに合流して山小屋を利用できるようになっているのでそこでトイレを利用すべきである。

7合目まで降りてくると下山道独自のトイレ施設が現れる。下山道七合目公衆トイレで使用料は200円でバイオ水洗形式である。ここまでくればいよいよ下山も終わりである。6合目からは登りと同じルートに合流するので、トイレの心配もあまりない。

以上、富士登山のレポートである。できれば体調を整えて富士登山をすることをお勧めする。下痢状態で登り、全てのトイレを利用すると、4000円近くかかってしまい、間違いなく生涯の中で一番トイレに金を使った日になってしまうからだ。

来年の登山シーズンも是非とも違う登山コースのトイレを調べにいきたい。

 

 

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