2020年、とても大変な年でしたがみなさんお疲れさまでした。毎年恒例の書いた記事振り返りです。今年はコロナ禍の影響もあり、僕自身も大きく体調を崩したという事情もあり、あまり記事を書かないようにしたのですが、求められるままに書いていたら結構な量を書いていました。
早速、1月から振り返ってみましょう。
年が明けてすぐにこの記事が発表された。記事自体はずいぶんと前に書き上げていて入稿も済ましていたが、いろいろとメディアの都合で伸び伸びになってしまい、年明け一発目の公開となった。多くの人に読んでいただけたようだった。
このあとに大きく体調を崩すこととなった。
多くく体調を崩し、起き上がることもできない状態でこれが公表された。以前に書いた記事の続編というか、続編でもないのだけど同じ手法で書いた記事だ。
以前書いたものがこちら。醤油を100本レビューしながら全く別のストーリーが展開していく両記事は、おかげさまでたくさんの人に読んでもらえた。ぼく個人としては、まったく起き上がることができないのだけど、それでも約束だから記事の告知と拡散をしなくてはならないと、這うようにしてツイートしたのを今でも覚えている。
本人が体調を崩して全く動けない状態であっても、まるで自動化されたかのように次々と記事が公開されていく。鹿児島から青森まで高速道路SAでラーメンを食べるという、狂気の沙汰みたいな連載もこのときに完結した。記事自体はずいぶん前にすべて書き上げていたので、本当に本人とは別世界で記事が公開されているような感覚だ。
これは今でも反省しているのだけど、毎週、火曜日に更新されていた日刊SPA!の連載、「おっさんは二度死ぬ」の連載も、止まってしまった。さすがに体調不良のなかで週刊連載は厳しい。体調が悪いなら仕方がないと受け入れていただけた担当さんと副編集長さん、イラスト担当のマミヤさんには今でも感謝しかない。
体調不良から回復すると、今度はコロナ禍が本格的になり、国内のあらゆるものが停止した。いまでも印象に残っているのは、突如として3月最後の土日が外出自粛期間となり、みなが家ごもりを始めたことだ。
みんな家にいて暇だろうと、noteにて、1時間に1本、24時間連続更新する、というよくわからない企画を実行した。現在はnote/cakesの不祥事を受けてすべての記事を削除してしまったのでそのログは残っていないが、いくつか評判が良かった記事はここはてなブログに移管済みだ。
最後の記事はヨッピー氏が代打日記(!)としてくれたものだ。このほかにも、noteにあった文章はいくらでもここに復活させることができるので、要望があれば教えてほしい。
さて、noteの24時間更新を経ていよいよ絶好調になってきた。ただし、世間では緊急事態宣言が発出され、事態終息の気配すらなくなっていった。僕がいつも寄稿している「おでかけメディアSPOT」もお出かけか難しい状態になり、「引きこもりメディアSPOT」になってしまった。
そこで、おもいっきり引きこもりに特化したコタツ記事を書いた。
1741市町村の「日本一」をコタツに入りながら調べるというこの記事。単純な検索だけでなく、その地方の広報誌なども読み込んで調べているので、莫大な時間がかかってしまった。いまだに日本一が見つかっていない市町村があるので、ご存じの方はぜひとも教えてください。
調子が戻ってきたので、いくつかコラム的な記事を書かせていただいた。それでも世間はゆっくりと閉じていくかのようだった。
そこで、なにかパーッと取材記事でも書きたいと思い、けれども移動自粛があるので取材に行くわけにはいかない、どうしたものかと悩んでいると、ある重要な事実に気が付いた。
この記事は、新型コロナが騒がれたちょっと初期のころ、僕が体調を崩す前に取材を行ったものだった。体調を崩して記事がけなくて、時期を外してしまったという事情もあったので、そのまま書かずにボツにしようと考えていたネタだった。これが残っているので、記事にした。
ちなみに、取材で撮影した写真データが入ったSDカードのデータを手違いでぶっ壊してしまい、サルベージするソフトを8000円で購入して復活させた。
ダイエット記事も書いた。おっさんが31日間ダイエットする記事で、「食生活が心配」との多数の声をいただいた。
家から出なくても韓国のチェジュ島を巡れるような、みんなが必死になってストリートビューを見るような記事はできないか、と依頼を受けて書いた記事。本当に謎を解かないと先に進めない。普段の記事の8倍くらい手間がかかってしまった。
さくマガ開設1周年記念の記事。1年前のこけら落とし記事が、ビジネス系メディアサイトとしてはあるまじきラーメン記事で、けっこう偉い人に怒られたくせに、1周年記念もラーメン記事を依頼されてしまった。
なんにせよ、久々の取材となった。
なかなか好きなコラム記事。思えば僕はもう15年くらいずっと栗拾いツアーに誘われなかった怨念を文章にしているので、そのうちその怨念が渦巻いて実態化して、京の都を脅かす厄災になる。
年末になって2つの大反響記事が立て続けにでたので、みなさんもぜひとも年末年始の時間があるときにお読みください。
ということで、こちらも恒例の2020年に僕が書いた文章で好きな文章です。
みんな、何かを好きになり、何かに夢中になり、なにかに摩耗し、何かに失望し、何かに傷つけられてきた。
のめりこむことに対して待ち受ける結末は幸福でないことがままある。
僕らが住むこの世界は、あまりに言葉が多くなりすぎたのかもしれない。
(母を亡くした時、僕は布団を丸洗いしにコインランドリーに行った。Dybe!)
「出会って4秒で合体」が4秒ではなかったということだ。それはつまりこの世から信じられるものがまた一つなくなってしまうということだ。
(「出会って4秒で合体」は本当に4秒で合体しているのか。多目的トイレ)
ということで、みなさんの2021年が良い年でありますように!