2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

一体何から卒業するというのか

ここには卒業に関する文章がありましたが、再編して再執筆することにしました。 完成した際にはURLをお知らせいたします。

これからの正義の話をしよう

出会い系サイトには魑魅魍魎が蠢いている。 出会い系サイトと縁もゆかりもない方々はよく勘違いされているのだが、「出会い系サイトって出会えないんでしょ」「出会い系サイトってサクラばかりなんでしょ」という印象を持っている方があまりに多い。 出会い…

僕の年収はマウンテンゴリラ

数字なんて存在しなければよかったのにな。こんなものがあるから人は嘆き悲しみ、時には殺されてしまうんだ。 改めて周りを見回してみると、僕らはとにかく数字に縛られて生きている。ノルマ、偏差値、年収、締切、時間、体重、アクセス数、これら僕らにのし…

ピロートーク×ピロートーク

ピロートークに対する憧れが沸点に近いところまできている。 まあ、ここは若いOLのみなさんも読んでいて、いま、会社の給湯室では課長の不倫話と並んで話題!となってるらしいので、そういったOLに配慮してあまり生々しい表現を使うのは避けますが、その男女…

恋するメンマ大盛りネギラーメン

「すっごい美味いラーメン屋あるんっすよ」 おっさんを誘う時、これほど魅惑的な誘い文句があるだろうか。どんなに気乗りしない時も、どんなに嫌いな相手でも、この誘い文句には勝てやしない。こんな誘われ方をしたら絶対に断れやしない。 国道沿いに「最高…

トイレご利用の際は店員に一声おかけくださいはもうやめよう

「トイレご利用の際は店員に一声おかけください」けっこうこうやって掲示しているコンビニのトイレってあるじゃないですか。ドーンと威風堂々とトイレのドアに貼ってあったりするんですけど、こいうのね、うん、うん、わかってる。それでも言いたい。こうい…

すごい暇だったからデカ目補正を2000回かけてみた

暇だった。 とにかく暇で暇で何もすることがなくて、Wikipediaの「乳首」のページから何回で「西郷隆盛」に飛べるかやってたんだけど、そんなもので時間をつぶせる訳もなく、あっという間に「西郷隆盛」は到来してしまった。 そうだあれだ、クロスワードパズ…

僕らの7時間戦争

当時の成田空港は、絶望と孤独、それよりももっと上等な圧倒的なマイナスの感情が渦巻いていた。格安航空会社、いわゆるLCCが増えだした当初、数年前だろうか、多くの格安航空路線は空港使用料の安さから成田空港発着という路線を選択した。しかしながらその…

意識高い人は意識低い人をどれだけ許容してくれるのか

おじさんはね、眩しいのよ。君たちを見てると眩しくて目がクラクラしてきちゃうわけよ。夢や希望に燃えて明日に向かってワクワクしてる君たちはすごいエネルギッシュだ。君たちはまるで太陽だ。でもね、太陽だってあてすぎれば植物を枯らしちゃうわけ。今月…

紅茶のおいしい喫茶店

汚らしい裏通りの一角に今にも朽ち果てそうな喫茶店がある。コーヒーは不味く、値段も高く、椅子のクッションも悪くてなんだか落ち着かなく、タバコの煙がもうもうと立ち込める、劣悪な喫茶店だ。ただ、紅茶だけは美味しい。それだけが取り柄の喫茶店だ。原…

バレンタインは二度死ぬ

正直に言ってしまうと、別にチョコなんてものはどうでもいい。貰えようが貰えまいが、そこにある真実は1つ。チョコはチョコであってそれ以下でもそれ以上でもない、単なるチョコなのだ。これは何もキツネがすっぱいブドウがどうこう言っているわけではなく、…

美少女化プロジェクト「戦え!ヴァニアリアル・ディズィーズ」

時代は美少女だ。いや、美少女が時代ではなかった時代は一つもない。いつだって人類は美少女が好きだ。常に美少女の時代でブスは不遇の時代。土偶の時くらいしかフューチャーされていない。いつだってこの世は美少女の時代だ。しかしながら、この美少女時代…

ペットボトルおしっこ

表層だけのイメージで多くの物事を悟った気になることは大きな損失だ。それが間違いだとは言わないが、なんかすごく損をしている、もったいない、と思ってしまう。できれば、深く理解し、感じ、その上で好きか嫌いかを判断して欲しいものだ。「ペットボトル…

さとりの書とバイソン

柏田くんは確かに笑っていた。夕暮れの校舎はオレンジ色の光を反射していて、まるで空と一体化しているようだった。傾いた日は校舎だけでなく、渡り廊下の椅子に腰掛けている僕と柏田くんの顔もオレンジ色に染め上げていた。「なあ、さとりの書って何が書い…

SNS時代の走れメロス

メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは村のニートである。スマホに依存し、ネトゲで遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。 「【拡散希望】この王、酷い…

愛の才能

僕だって誰かに頼られると嬉しい。それは人間の本質じゃないかと思う。誰かに必要となれないよりは必要とされたい。誰かの役に立って喜ばれることは自分にとってもなかなか嬉しいことなのだ。 僕は基本的に職場で嫌われていて、ハワイ帰りの女子社員が拷問の…

心が叫びたがってるんだ

それは一通のメールから始まった。 「こんにちは。わたしのこと覚えていますか?」 今やスマホではLINEとGmailを使うことが主流となり、全く使わなくなったキャリアメールにそれは届いた。 「ごめんなさい。申し訳ありません、覚えておりません。どなたでし…

持たざる者

持っている者と持っていない者、その違いはなんだろうか。いや、そもそも「持っている」とは何のか。何を持っているかどうかの判定を下しているのか。それが分からないのだ。 「あいつは持ってるな」 そういったセリフを聞くことがある。往々にしてそれらは…

ONLY YOU

BOφWY 作詞 氷室京介 作曲 布袋寅泰 いつも愛は すり抜けたけれど (僕の仕事への愛はすり抜けがちで、頑張ろうと奮闘するのだけど、空回りのばかりしてしまう。そんな自分に落ち込むこともある) 傷つく事に おびえないで (でも、空回りに怯えたり、傷つく…

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

朝から話をはじめよう。すべてのよき物語は朝の薄明の中から出現するものだから。 早朝の風景には綺麗な物と汚い物が混在している。綺麗な朝焼けと朝もやの中に堆くゴミが積み上げられている。表裏一体のその危うさは深い慈しみがある。 ター ミナル駅からほ…

頭の中の天使と悪魔がB'zになった

古典的な手法になるが、心の中の天使と悪魔という表現は大変理に適っており、非常に合理的なものでないかと思う。ある人間の心の中、特に葛藤を描く場合、これらの表現はとても分かりやすい。 な ぜ分かりやすいのか。これはまず明確な対立構造が多くの読み…

奇跡は間に合わない

まるで雄大な動物の呼吸音のように深くて重い音を立てて電車のドアは閉まった。駅のホームという日常の風景との隔絶。僕はその光景を一抹の不安を抱えながら車内から見ていたのだ。 遠い山間の街まで行くこの最終電車、乗り過ごせばもう次はない。間に合わな…

何度確認してもXvideosなのである

駅へと続く大通りから少し離れた小さな路地。そこにかつては商店街だったであろう町並みが存在する。ほとんどがコインパーキングや住宅に作り変えられ、少しだけ残っている店舗も堅くシャッターを閉ざしており、今やその面影はない。 通 りの入り口の朽ち果…

ラブホテルだった

ラブホテルである。 目の前にあるのは希望の光、未来の礎、情熱の回帰、魂と魂のぶつかり合い、肉体と肉体の絡みあい、酒池肉林、狂乱の宴、見まごう事なきラブホテルである。 お およそラブホテルとは縁のない人生を送ってきた。さすがにあまりに縁がないと…