2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

黒いブラックマウンテンと小さな少女の謎

圧倒的才能の前には努力など無意味なものなのかもしれない。 例えば、体のつくりが根本的に違う異星人がこの星に舞い降りてきて、まあまあ仲良くしてくれて住み着いたとしよう。ある程度の期間住み着けば、やはり市民権をという流れになると思う。そうなって…

自販機ごと返してやる!

大ヒットドラマ「踊る大捜査線」の劇場版「レインボーブリッジを封鎖せよ」のワンシーンに、あるセリフが登場する。 「あ、自販機ありがとうございました」 というセリフだ。これは主人公である湾岸署の刑事青島が上司にあたる本庁の室井管理官に休憩所で放…

神様のフガシティ

場外馬券場には神様が住んでいる。 僕がよく行く場外馬券場の名物オヤジの言葉だ。毎週末、馬券を買いに場外馬券場へと赴くと、自然と同じ行動をしている自分に気が付く。同じルートを通り、同じ売店で競馬新聞を買う。同じフロアで新聞とにらめっこし、同じ…

プロフェッショナル ウンコ漏らしの流儀

「魂までは漏らさない」 人類にとって切っても切れない行為、排泄。その排泄に苦しめられている一人の男がいた。男はもがき苦しみ、涙した。そして一つの境地に辿りつく。本当に脱糞とは敗北なのか? 「僕はね、成人超えてからウンコを漏らしたことがない人…

害毒な言葉たちのユーグレナ

言葉というコミュニケーションツールがどんどん軽いものになっているのを感じる。今やネットを介した言葉のやり取りが主流となり、多くのコミュニケーションが数バイトのデーターとなって飛び交っている。そこに体温は介在しない。 そこに人の体温を感じられ…

すき家のことが

すき家に対する好感度がうなぎ上りである。 これは別にこれから土用の丑の日に向けて牛丼チェーン各社がうな丼に力を入れてくることから、ちょっと上手いこと言おうとうしたわけではない。単純に好感度が上がっているのである。 まず、すき家は基本的に店舗…

フェティシズム×フェティシズム

以前から自分はちょっと何らかの病気じゃないかと思うことが多々あった。 例えば、待ち合わせシーンにおいて、13時に友人と新宿で落ち合うことにしたとしよう。そうだな、場所は適当に新宿のアントニオ猪木酒場の前で待ち合わせとしよう。そうなった場合、遅…

青春18キップを使えば2370円で東京から小倉までいけるらしい

どこか遠くの町までいきたい。そんな気持ちになることはあるだろうか。きっとあるはずだ。え?ない。いやいや、あるはずだ。うん、ある。絶対ある。あるの。いいから、あるって体で話を進めようよ。とにかく、みんな遠い街に行きたい思いを抱えているはずだ…

「ハリーポッターと賢者の石」を1ミリも見ていないのにレビューを書いてみた

2001年がもう15年前という事実に僕はひどく腰を抜かした。15年と言えば3歳だった子供が18歳にもなる月日である。「マンマー」とか言っていたかわいい子供も「ゴム付けて」とか言うわけである。これはもう途方もない年月だ。 じゃあ15年前に自分は何をしてい…

復讐代行サイトに自分への復讐を依頼してみた

※Numeri(http://www.numeri.jp)にて数年前に執筆した記事を再編する必要が生じたので、ほぼ同じ内容をまとめてこちらに掲載します。ブログ版としてお楽しみください。 人を呪わば穴二つ、という言葉がある。 これは呪いなどを行う呪術師が、呪い返しで自らの…

カメムシだって嫌われたくてやってるんじゃない

カメムシとは悲しい生き物だ。 彼はかなり癖のある独特の悪臭を振りまく昆虫として有名だが、実のところその悪臭を振りまく理由はよくわかっていない。普通、こういった悪臭は天敵に対して有効で、食欲をなくす臭いを放出することで自分の身を守ることが多い…

女に嫌われない女の叱り方

駅から放射状に延びるレンガ通りの歩行者天国に古本市が出ていることがある。市内の古本屋のいくつかがテントを立てて本棚を並べ、通行人に古本を売りつけようとしてくるのだ。結構大規模な市で、そういったテントが何百メートルも続き、ただでさえ歩行者の…

通学路の松井さんは僕にだけ挨拶をしてくれない

松井さんは僕にだけ挨拶をしてくれなかった。 どうも使えないやつと思われているのか、仕事をやる気はあるのに仕事を回してもらえなくて少し憂鬱な気持ちで出勤していた時、少し思い立っていつもと違う通勤経路を歩いてみた。 そこで僕は一人の老人に出会っ…

桜の花びらたち

職場のYさんがワイセツな画像をネットに投稿しているらしい。そんな電撃的な噂が我が職場を駆け巡った。というか情報通の岡野という男から入ってきた情報なのだけど、とにかく衝撃的だった。 そもそも僕はこの現状のネット社会を憂いていて、例えば、様々な…