「出会って4秒で合体」は本当に4秒で合体しているのか

「出会って4秒で合体」という名シリーズがある。いまでも多くの人々の心をつかんで離さない、そんな不朽の名作だ。

これは老舗AVメーカーであるアリスJAPAN(銀色の人が走っていてドッカンドッカン柱が倒れてくるオープニング映像で有名)が20083月に世に放った「麻美ゆま 出会って4秒で合体(20080314日発売:DV-888 / 収録時間:120分、アリスJAPAN)に端を発する一連の作品群だ。


本作は、大人気女優である麻美ゆまさん(2015AVから引退、現在はタレント業)を相手に、打ち合わせと称して普段の様子を撮影するところから始まる。序盤は本番(ダブルミーニング)以外の素の表情を撮影しつつ、他愛もない会話が続くが、突如(本作では映像開始から317秒)としてソファ(クリーム色)の後ろから男優(全裸)が登場し、麻美ゆまさんが「なに? なに?」と困惑しているうちに合体、となるものである。映像かしからじつに3分台で起こる怒涛の展開だ。


この作品の位置付けとしては当初は「ドッキリモノ」というジャンルであった。突如として絡みを初めて女優さんを驚かせるわけである。しかしながら、従来の「謎に新宿の雑踏(主に西口か西武新宿付近)or夜景(主に六本木)」「インタビュー」「絡み1」「絡み2」「3P「六本木の夜景」というテンプレかと思うほどに一連の手順を踏むありきたりな作品に比べて、話が早い(本作では映像開始から317秒で絡みが始まる)という特徴がある。


それらが評判を呼び、そういった非日常的シチュエーション、および突如として始まる絡みに戸惑いつつ快楽に身を委ねていく女優の様子も重要な要素となり、早い話、ユーザーに受けた。ヒットした。


識者の言葉を借りると、この「出会って4秒で合体シリーズ(以下、出会って4秒シリーズ)」が「AV業界に即ハメというジャンルを確立させた」(AVライター・文月みほ氏:週刊ポスト2017))らしい。この意見に対して識者としての僕の意見を言わせてもらうと、ある意味当たりであり、ある意味ではずれである。


この出会って4秒シリーズ以前にも「即ハメ」ものは数多くリリーズされていた。その中でも最も有名なものはアテナ映像(面接シリーズなどが有名)の「おはズボッ! (監督:大沼栄太郎)」シリーズであろう。これらは出会って4秒シリーズ以前より即ハメ(おはようの挨拶とズボが同時という意味)ジャンルを確立していた。


ただ、これらはいわゆる企画ものという枠組みを出なかった(当然そうでない場合もあるが)。「おはズボッ!」シリーズの多くがオムニバス形式をとっており(1本の作品において複数の女優が交代で登場)、女優名が前面に出ることはなかった(企画女優とも呼ばれる)。


そんな世相にあって出会って4秒シリーズは単体女優を起用した点で評価されたのだ。つまり、即ハメと女優名が同時に語られることとなったのだ。一挙両得である。この点で、後の作品にもたらした影響が大きく、このシリーズも「出会って4秒」というタイトルのインパクトから、鑑賞したことがない殿方でも何となく名前は知っている(知人の南山君もそう言っていた)、という地位を確立したのだ。


しかしながら、そこで気になる点がある。


「本当に4秒なのだろうか?」


当然の疑問だ。


鑑賞してみると分かるが、確かに話が早い。まだるっこしいインタビューはないし、それどころか愛撫的なものすら存在しない。いきなり始まる。しかしながら、いくらなんでも4秒は言いすぎなんじゃないだろうか。1、2、3、4、これで4秒である。いくらなんでも早い。そんなことが可能なのだろうか。

これはちょっと本腰入れて調べてみる必要がある。世の中の多くの事象は常に謎めいている。ということでまずは、この出会って〇〇秒で合体シリーズがどれだけ存在するのか、アリスJAPANの公式サイトより調査した。

 

出会って〇〇秒で合体シリーズ
・出会って4秒で合体 麻美ゆま2008
・出会って2.9秒で合体 原更紗(2008
・出会って3.1秒で合体 伊東エリ(2008
・出会って3秒で合体 松生彩(2009
・出会って4秒で合体 希志あいの2009
・出会って6秒で合体 桜リエ(2009
・出会って4秒で合体 辰巳ゆい2009
・出会って7秒で合体 朝日奈あかり2009
・出会って6秒で合体 花美ひな(2010
・出会って8秒で合体 美月リア(2010
・出会って5秒で合体 滝沢ひかる(2010
・出会って4秒で合体 優希まこと2010
・出会って3秒で合体 織田真子2011
・出会って4秒で合体 葵つかさ2011
・出会って4秒で合体 美雪ありす2011
・出会って7秒で合体 うるや真帆(2011
・出会って4秒で合体アゲイン 麻美ゆま2011
・出会って7秒で合体アゲイン 朝日奈あかり2011
・出会って4秒で合体アゲイン 優希まこと2011
・出会って4秒で合体 小島みなみ2011
・出会って4秒で合体アゲイン 辰巳ゆい2011
・出会って4秒で合体 奥田咲2012
・出会って4秒で合体アゲイン 葵つかさ2012
・出会って4秒で合体 小森愛(2012
・出会って4秒で合体 川上奈々美(2012
・出会って4秒で合体アゲイン 美雪ありす2012
・出会って4秒で合体 KAORI(2013
・出会って4秒で合体 前原友紀(2013
・出会って4秒で合体 木下あずみ(2013
・出会って4秒で合体 遠野えま(2013
・出会って4秒で合体 美里有紗2013
・出会って4秒で合体 麻美ゆま(待望のリモザイクバージョン:2013
・出会って4秒で合体 長澤えりな(2014
・出会って4秒で合体 雲乃亜美(2014
・出会って4秒で合体 伊東紅(2014
・出会って4秒で合体 宇沙城らん(2014
・出会って4秒で合体 長瀬麻美(2015
・出会って4秒で合体 彩乃なな(2015
・出会って4秒で合体 澁谷果歩(2015
・出会って4秒で合体 南まゆ(2015
・出会って4秒で合体してから(省略) 長澤えりな(人気シリーズコラボ:2015
・出会って4秒で合体 有沢杏(2015
・出会って4秒で合体 皆野あい(2015
・出会って4秒で合体して(省略)笹本結愛(2016
・出会って4秒で合体(都合により一部の語句を非表示:2017
・出会って04秒で合体 若菜奈央(2017
・出会って04秒で合体 涼風こうめ(2017
・出会って4秒で合体VR 桐嶋りの(2017
・出会って4秒で合体 紗倉まなSODとのコラボ:2012

総集編作品および廃盤作品は除外とした)

49作品である。

 

以上のラインナップより、まず公称で「4秒」以外の存在に気が付く。基本的には4秒中心であるが、それより短いもの、長いものも散見される。最速は2.9秒(廃盤も含めるとおそらく2.5秒が最速)最長は美月リア(2010)の8秒である。秒数の分布は以下のようになる。

 

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突出して「4秒」が多いことがわかる。全体に占める割合は驚きの80%である。つまり、「出会って4秒シリーズ」はその名の通り、その大半が4秒での合体を謳っているということである。さらにはタイトルに謳われる秒数の平均は4.285秒であった。

しかしながら、その他の秒数も決して無視できないものである。はじめに注目すべきは、4秒より長い秒数においては、5秒、6秒と秒単位であるのに対し、4秒より短いものは「3.1秒」「2.9秒」とコンマの戦いになっている点である。つまり、4秒より短い領域においてはタイムアタック的要素が存在し、コンマ1秒でも短くすることが命題だったのだ。

ただし、これらの「タイトルに表記された秒数」を発売年別に見ると面白いことが分かる。以下が発売年ごとの秒数の平均値である。

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このデータは示唆に富んでいる。まず、シリーズ開始年である2008年は、平均値を大幅に下回り3秒台前半の数値を示している。これは、「出会ってからの秒数が短いほど良い」といった思想に基づいたものといえる。

同時に「数字のリアリティ」を追求した結果とみることもできる。つまり、短ければ短いほど正義であったわけなので、実測された合体までの秒数をタイトルに付与していたわけだ。

しかしながら、実際に作品を見ると「出会って4秒」はかなりの難易度であることが分かる。ちょっとソファを乗り越えるのに失敗するだけで易々と4秒を超えてしまう。

そこで実測値を使っていったために「5秒」「6秒」とその秒数が伸びて行ったのではないだろうか。例えば5.5秒を5秒と表現することでなるべく短くみせようとしたのではないだろうか。それにより、4秒以上のものはコンマ秒数の表示がないのだろう。

徐々に実測値は伸び続け、2010年においてその平均値は6秒に届く勢いとなり、その後も増加傾向が続き、歯止めが利かないかと思われた。

しかしながら、2011年には一転して減少傾向となる。ここが重要なターニングポイントである。いったい何が起こったか。おそらくではあるが「4秒への回帰」が起こったのだろうと予想される。

秒数が減少に転じた2011年、このシリーズを語る上で重要な「AGAINシリーズ」が始まる。第一作目であった「出会って4秒で合体 麻美ゆま2008)」の好評を受けて、もう一度やろうと麻美ゆまさんを主演に続編として「出会って4秒で合体アゲイン 麻美ゆま2011)」が発売された。その後、シリーズ中で好評を博した女優は「AGAIN」として続編が製作される流れができた。

この続編の制作によって、「やはり4秒だね」と制作側、ユーザー側、双方が納得する現象が起こった。つまり「出会って4秒」が定番となったのである。これが「4秒回帰現象」である(識者B談)。それを裏付けるように、2012年以降は「4秒」しか制作されなくなっている。完全に4秒で定着したということだろう。

 

・本当に4秒なのか?

そうなると、途端に怪しくなってくるのが「実際に4秒なのか?」という点であろう。前述したとおり、シリーズ序盤はリアリティのある数値をうたっていた可能性が高いが、その後、定番化した後は4秒とは程遠いのに4秒をうたっている可能性が高い。そういうシリーズだからだ。

そうなると大問題である。「出会って4秒で合体」が4秒ではなかったということだ。それはつまりこの世から信じられるものがまた一つなくなってしまうということだ。

というわけで、出会ってから何秒で合体に至っているか詳細に調査する必要がある。そう考え、今回、本腰を入れて調査することとした。

まず、上記の「出会って4秒シリーズ」49作品すべてを、レンタル、中古販売、FANAZA動画(特にアリスJAPAN chはかなり重宝した:月額1800円で見放題!)、あらゆる媒体を駆使して入手した。そして、作品中の全ての絡みにおいて出会ってから何秒で合体にいたっているか測定した。

女優が男優の姿を視認(目線と驚きの言葉から判定)してから、合体(モザイクがあるので判定が難しいがコマ送りをして腰の動きから判定)した。

 

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一例として、シリーズ最初の「出会って4秒で合体 麻美ゆま2008)」の測定結果を以下に示す。

 

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いきなり1本目から衝撃の結果となってしまった。まずもって「4秒」で合体といたった絡みがそもそも存在していなかった。この結果には怒りすら感じる。

シリーズの1本目、それも最初の絡み、それくらい4秒であってくれと祈ったが、下着を脱がすのに手間取っており、実際には「18.26秒」もかかっていた。

2回目の絡みにいたっては「0秒」であった。これは少し事情がある。同シリーズは二回目の絡みにこのギミックを多用してくるのだが、完全なるゼロ視認合体(ノールック合体)を仕掛けてくるのだ。

グラビアの撮影、他の男優との絡みなどと説明して、女優さんを四つん這いにし、お尻を突き出させた体勢をとってもらう(業界ではこれを女尻ポーズという)、そこに背後のドアからこっそり入ってきた男優が合体するという技だ。この場合、ルール上は男優を視認しないので0秒となる。

3回目の絡みにいたってはめちゃくちゃだ。「2097秒」である。出会って2097秒で合体である。これがありなら、なんだってありじゃないか。ふざけないでいただきたい。

ただまあ、この現象も無理やりに擁護すると仕方がない部分もある。先ほど言ったように、絡み2では0秒合体が実現しているわけだが、それを実現するため、お尻を突き出させた体勢をとらせている(業界ではこれを女尻ポーズという)ために0秒合体する男優とは別に事前に別の男優と絡んでいるのだ。

そいつが完全なる当て馬では可哀想なので、その男優も0秒合体男優の絡みが終わるのをまってその後に絡むことになる。これが絡み3だ。つまり、絡み2が始まる女尻ポーズの時点で男優を視認しており、絡み2の後に合体するので、ルール上は「出会って2097秒で合体」となるわけだ。

絡み4にいたっては寝ている麻美ゆまさんにいたずらをするというシチュエーションから始まるため、麻美ゆまさんの世紀の狸寝入りを楽しむことはできるが、目覚めず(狸寝入り)視認がないまま合体となるため、これも0秒合体となる。

結果、平均すると528.97秒で合体。というわけで完全にタイトルに偽りありである。つまり「出会って約529秒で合体 麻美ゆま」と表記すべきなのだ。529秒、約9分だ。これでは普通の作品とそんなに変わらない。

シリーズ最初はリアルなタイムを記載していたのでは? とした前章の仮説が早くも崩れ去る結果となった。一体全体、どこが4秒なのだろうか。

一作目から「出会って約529秒で合体」ということで動揺が隠せないし、もう調査する意味もないような気がするが、アリスJAPANチャンネル(月額1800円)に入会してしまったので、シリーズの作品すべてを調査していくことにした。作品ごとの平均合体秒数の測定結果を以下に示す。

 

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これらは生データの羅列であるが、傾向を読み解くためにデータを整理しなくてはならない。

便宜上、作品の制作年月日順に作品ナンバーを付与し、ナンバーごとの平均秒数を示した。つまり、右に行くほど新しい作品である。

注目すべきは平均秒数400秒付近の異常データが3つある点だ。これが突出しているために全体の傾向が掴みにくい。これは晒し上げるようで申し訳ないが、1つは、先ほど述べた1作目のNo.01麻美ゆま、もう一つもNo.33麻美ゆまである。この2つは同じ作品であり、No.33の方がリモザイクと呼ばれる、もう一度モザイク編集をやり直した作品になる。基本的にモザイクしか編集しないため、平均秒数は同じになっている。3つ目の400秒越えの作品は、No.45笹本結愛(2016)である。これは比較的新しい作品であるが、これまでの4秒シリーズの伝統を打ち破る新しいスタイルという謳い文句で制作されている。その新しいスタイルが仇となったか、絡みが2つしかなく、しかも片方が900秒も要しているためこのような結果になってしまった。これらの諸事情により長くなった絡みを消去して平均値を算出しなおす。

 

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ここではじめて注目すべき傾向が表れる。この結果は大きく分けて2つのグループに分けることができる。

 

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大変興味深いことに、シリーズの前期と後期で明白に絡み時間の傾向が変化する。前期、つまり青で囲った作品が古いものほど、その平均値は乱れが大きく、平均値としても高い傾向にある。

逆に、シリーズ後半、赤で囲った新しいものになるほどその乱れは小さくなり均一化する。そして平均値も低くなる。

ではここで何が起こっているのか。これはズバリ、マンネリ化である。シリーズも25作も超えると、この4秒シリーズはアリスJAPANの看板シリーズとなる。つまり、出演する女優はドッキリということになっているが本当にドッキリであっても心の中で「ははーん、4秒シリーズだな」と受け入れているのである。そのため予定調和的なデータに落ち着く。

逆に初期は、何が起こったのか分からず、抵抗した方がいいのか、しない方がいいのか、そういった戸惑いが生じている。つまり即ハメドッキリという本来の趣旨から考えると、前期の作品の方がリアリティがあるといえる。

1作品の中でもマンネリがある

しかしながら、マンネリに焦点を当てるなら、どうしても同じ作品中のマンネリも考慮しなくてはならない。上記のデータは、1作品中の平均値を用いているため、実際にはほとんど意味のないデータだ。

なぜなら、最初の絡みで出会って4秒で合体とドッキリをしたとしても2回目、3回目の絡みとなるとどうしても「これはそういう撮影だ」とばれてしまう。そのために、女尻ポーズからなどのギミックを使う必要がある。これが作品中でのマンネリだ。

作品中では、それらを打破しようと様々な試みが行われている。例えば、「出会って7秒で合体アゲイン 朝日奈あかり2011)」などでは、普通の撮影に見せかけて、レフ板を突き破って全裸の男優が登場してくる。バイオハザードも真っ青の大迫力シーンだ。

そういった試行錯誤はみられるが、やはり2回目、3回目の絡みとなると「出会って4秒」の概念から大きく逸脱すると言わざるを得ない。

それを排除し、真に意味のあるデータを得るには、1番最初の絡みの秒数だけに着目しなくてはならない。その結果を以下に示す。

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これらのデータから言えることは、「波動」である。波動とは単純に言ってしまうと波のことである。出会って4秒で合体は波なのである。

 

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これらは波動関数を用いて最適化すると驚くほど一致する。これは単なる偶然では片づけられない。では、なぜ「出会って4秒で合体」シリーズに波の考え方が導入されているのか。ここからは推論の域を出ないが、筆者は次のように考える。

 

波に乗って移動する粒子を考えてみよう。Wikipediaにとても分かりやすいアニメーションがあったので引用させてもらう。

 

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A2%E5%8B%95より引用

 

波に乗って移動する粒子はこのように動く。ここで粒子に着目すると、粒子自身は上下に振動している。この振動を見て何かを想起しないだろうか。そう、この動きこそが合体における動きを象徴しているのである。はっきり言ってしまうとセックスとは波動である。

制作者は、これを表現したくて出会って4秒シリーズに波動の要素を取り入れた、といえる。

 

・なぜ4秒と銘打ったのか

波動はともかく、シリーズ全ての絡みの秒数を調査したが、4秒と呼べるものは存在しなかった。そんな状況にあってなぜ「出会って4秒」と銘打ったのか。そんな絡みひとつもないのにだ。

これには様々な考え方があるが、古来より、4は区切りを表す数字として使われてきた側面がある。今話題のオリンピックなどの大きな大会も4年周期だし、4大〇〇、四季など、物事や期間を区切るのに4が使われてきた。

つまり出会ってから、合体までの流れを人間同士の関わり合いを区切りと考えると、一番4がしっくりきたのではないだろうか。そう考えると「出会って3秒で合体」「出会って5秒で合体」は収まりが悪く、「出会って4秒」が収まりが良いように感じる。そういった感覚からつけられたタイトルではないだろうか。

・まとめ

出会って4秒シリーズにおいては、波動による強烈なメッセージが隠されていたが、実態は4秒とは程遠いものであった。「出会って4秒で合体」が4秒ではなかった。この世から信じられるものがまた一つ失われてしまった。