セックスはキスで決まる。 この言葉の言いたいところは、おそらくは出だしで全てが決まってしまうということだろう。セックスにおいてはプレリュードであるキスが何より重要であるという、なかなかに含蓄のある言葉だ。実はこれ、僕のセリフではなく、同僚の…
「ついちゃったね」 「そうだね」 「宿題出た?」 「結構出た」 「ふうん」 「なんかさ、俺たちいつもこうやってここで長いことしゃべってるよね」 「だね」 「公園のベンチで話せよって姉貴に言われたよ」 「それ、なんか違くない?」 「俺もそう思う」 「…
「ほんと、美味しいラーメンなんだって!」 「えー淳子のそれってあまり信頼度ないからなー」 どこかで女の子同士の会話が聞こえてきた。信頼度とは面白い表現を使うなって思ったのだけど、淳子ちゃんがあまり信頼されていないことはしっかりと伝わってきた…
先日、満開の桜の下で花見大会を催してきたのですが、そこらじゅうで大学生集団、職場の仲間、友人、ファミリーと健全な集合体で花見を楽しまれている中、インターネットで「花見やるからきてね」と場所だけを告知して行う「現代社会に潜む闇」みたいな会を…
雪降桜という言葉がある。皆さんにはあまりなじみがないかもしれないが、「せっこうおう」という呼び方で実に風流な情景を描写した言葉だ。冬が終わり春が近づいてくると、暖かい日と肌寒い日を繰り返すことで一歩づつ春に近づいていることを実感する時期が…
僕はスマホのテザリングを経由してブログを更新しているのですが、今月は使いすぎたのか更新しすぎたのか、画像を駆使しすぎたのか、早々に容量制限に達してしまいましてね、この更新画面すら開くのが精いっぱいの青色吐息でやってまいりました。 よくよく考…
どうして乙姫は浦島太郎に玉手箱を渡したのか。 竜宮城で楽しいひと時を過ごした浦島太郎が陸上に戻ると、何百年という年月が経過していた。そして、決して開けるなと言って渡された玉手箱を開けると、中からもうもうと煙が立ち込め、お爺さんになってしまう…
今の若者たちは本当にかわいそうだ。 彼らは、タブレットやスマホですぐにエロ動画にアクセスできる。それは想像以上に手軽で身近、そして便利だ。しかしながら便利さとは光の部分ばかりではない。その光が強烈であればあるほど、落とされる影は深くて暗い。…
大学時代、僕は貧しかった。 大学しかないような田舎の町の山奥に要塞のようにそびえたっていた大学に通っていた僕は、大学の近くに住むことができなかった。大学しかないこの街には、大学の横に学生たちが住む学生街みたいなものが形成されており、オシャレ…
「ジーンズをはいた女はやれる」 なにかのモテ系雑誌を読んだ時にそんな煽り文句が書いてあったような気がする。なんでヤレるのかその理由は忘れてしまったが、確か、 「ジーンズをはくほどの女はアクティブ→性に対しておおらか→セックスをスポーツととらえ…
ラグビーの五郎丸選手がキックをする前に行う一連の行動は、ルーティーンとして一気に有名になった。そもそも「ルーティーン」とは慣習の一種で、日常規則的に繰り返される生活様式、とくに一定の手順で行われる仕事を指す。早い話が、繰り返される決まった…
僕はいま深い怒りに身を沈めていて、非常に憤っていたりするのだが、そもそも僕は結構短気で怒りっぽい性格なのだけど、そんな自分が嫌でしょうがないので務めて怒らないようにしていたりして、例えば、人と待ち合わせるときに、ギリギリ待ち合わせ時間に到…
文章の組み立て方として、「この表現が使いたいからこの文章を書く」というものがある。本来なら書きたい内容があり、それを伝えていく上で様々な表現が使われるのが真っ当であるはずなのだが、稀に「この表現が使いたい」から出発することがあるのだ。 例え…
「仕事と恋愛、どっちが大切ですか?」 ブスってやつはこういった類のどうでもいい質問が本当に好きだ。ありない前提を持ち出して誰かの心理を計ろうとする。きっとブスは誰かの心中を推し量ってばかりいるからこうなるのだろう。 「SとM、どちらかでいうと…
何事も先輩の助言が欲しいものだ。右も左もわからない状況において、それを経験したことがある人の助言は重くて深い。それを得られるということはこの複雑に入り組んだ現代社会を生き抜くのに大きな助けになるだろう。 僕のもとにフレッシュな新入社員が挨拶…
anond.hatelabo.jp 昨年、匿名ダイアリーにこの文章を書いたのですけど、一か所表現を間違えている場所があって、すごく気になってモヤモヤしていたんですね。それを編集を使って直せばいいんでしょうけどこっそり直すのも気が引けるし、そもそも書いた時のI…
常日頃から自分だけは臭いんじゃないかって思っている。 たぶん、自分ではわからないのだけど、体臭だとか加齢臭だとか朝に食ったにんにく卵黄だとか精液だとか様々な悪臭がミックスされた悪臭カクテルのような臭いを振りまいているに違いない。そう確信して…
元気よく職場に通勤すると、職場のブスたちが円陣を組んでいた。 おやおや、これは円陣の中心で発声したブスが出し合ったお金を総取りするゲン担ぎみたいなものかなって思ったのだけど、実はそうではないらしい。よくよく見てみると、ひとりのブスをその他の…
1.Introduction 前回の研究で、乳首の色に使えるカラーコード一覧が報告された[1]。しかしながら、この報告は多くの問題を含んでおり、実用的とは言い難い状況である。まず第一に、示された色が極度に偏っていたという指摘が挙げられる[2]。これは、カラーコ…
音もなく降り積もる雪は心のバランスを失わせる。 空から何かが降ってくる、それも大量に視界を遮る物体が降り注いでいるというのに、地面を叩く音は聞こえない。まるでこの雪たちは地面に届いていないんじゃないかと錯覚するほどに、不気味な静寂がそこにあ…
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出勤時に通学路を歩いていると色々な世界が見えてくる。春を感じさせる花たちがそろそろ咲こうかという気配を見せる中、中学生女子の3人組が僕の前を歩いた。 「ねえねえ、進路希望、なんて書いた?」 「全然わかんないよ、お母さんに相談してみたけど自分で…
京都・河原町に「坂本竜馬・中岡慎太郎遭難之地碑」というものがある。維新の立役者である坂本竜馬と中岡慎太郎が何者かによって暗殺された近江屋の跡地にたつ石碑だ。 中学生の頃、修学旅行で京都に行くことになった。その中でも目玉がグループに分かれて京…
職場にうさんくさい電話がよくかかってくる。主に何らかの勧誘の電話なのだけど、その多くが投資用にマンションを買いませんかというものだ。どこかの街のマンションを購入し、誰かに貸して家賃収入を得る。その家賃収入からローンを返していきませんか、と…
水曜日ってやべーよな。世間では月曜日が悪者っぽく扱われていて、やれ来なきゃいいだとか、滅びればいいとか言われてるじゃないですか。土日はもう聖人で、金曜日も次の日休みだし許してやるかって風潮ですけど、僕、水曜日こそが一番の黒幕じゃないかって…
繁華街から遠く離れた住宅街の一角に朽ち果てた看板が立っている。錆び付いたその看板からは物寂しさすら感じる。我々取材班は、その看板を毎月訪れる男に注目した。小さな包み紙を手に看板の前に腰掛ける中年男性。褐色の肌に深い皺が刻まれている。少しだ…
高校の頃、ブライアンくんというアメリカからの留学生がクラスにやってきたことがあった。 我が高校は留学生を召喚するほど国際性に熱心な学校ではなかったが、たしか浜本くんのお母さんがそういった事に熱心で、浜本くんをアメリカに留学させる代わりにブラ…
ここには卒業に関する文章がありましたが、再編して再執筆することにしました。 完成した際にはURLをお知らせいたします。
出会い系サイトには魑魅魍魎が蠢いている。 出会い系サイトと縁もゆかりもない方々はよく勘違いされているのだが、「出会い系サイトって出会えないんでしょ」「出会い系サイトってサクラばかりなんでしょ」という印象を持っている方があまりに多い。 出会い…
数字なんて存在しなければよかったのにな。こんなものがあるから人は嘆き悲しみ、時には殺されてしまうんだ。 改めて周りを見回してみると、僕らはとにかく数字に縛られて生きている。ノルマ、偏差値、年収、締切、時間、体重、アクセス数、これら僕らにのし…