2016-01-01から1年間の記事一覧

あまりにも仕事に行きたくないのでログインボーナス作った

仕事に行きたくない。 そういうと「じゃあ仕事やめればいいじゃん」と言い出す人がいるが、それはあまりに短絡過ぎるのではないだろうか。童貞で悩んでいる人にじゃあセックスすればいいじゃんとアドバイスしているのとそう大した違いはない。明らかに短絡的…

Overー顔のわりに小さな胸に関する新考察ー

Mr.Childrenの名曲に「Over」というものがある。恋の終わりにおける男心を綴った掛け値なしの名曲である。男らしく別れを受け入れるべきなのに、どうしても納得できない部分がある、けれども納得しなくてはいけない。男らしさっていったいどんなことなんだろ…

会議は踊る

「それでは、定刻となりましたので第4回定例会議を始めたいと思います」 ーさあ、始まりました。定例会議60分一本勝負、今日も解説の田所さんと共に実況を進めていきたいと思います。田所さん、よろしくお願いいたします。 ーいやあ、60分で終わったことない…

RED ROOMからの脱出

リアル脱出ゲーム、というものがある。 ちょっと昔の話になるが、パソコンで息抜きをするちょっとしたゲームとして「脱出ゲーム」なるものがあった。だいたいが起動すると何らかの密室に閉じ込められていて、部屋の中をあちこちクリックするとパズルが出てき…

花言葉はイノセンス

吉田さんは無邪気に笑ってグラスを傾けた。趣味の良いジャズに混じってカランという氷の音が響き渡った。 「どうやったら家が売れるかなんてわからねえよ」 吉田さんは自嘲気味に言った。詳しくは知らなかったが、どうやら彼は家を売る立場の人らしい。マイ…

ランボー怒りのアフガン

人を怒ることは難しい。 怒りという感情を最小の単位にまで分解して考えてみると、根本というか怒りの泉源は2つに分類できることに気が付く。決して繰り返させてはいけないという想いか、単純に許せない、という想いかそのどちらかで怒っている。前者は、発…

夏の匂いとハッシュタグそして140文字の彼女

そのオッサンの存在に気が付いたのは、まだ夏の匂いが残る暑い日のことだった。 何の気なしにツイッターのタイムラインを眺め、そこから気になった人物のツイートを辿り、さらにそこから気になった人を巡る、というインターネットラビリンスの中に身を沈めて…

出会い系サイトの待ち合わせに来るモビルスーツで最多は何か

出会い系サイトにまつわるエピソードには、古典文学ともいえる一つの伝統がある。待ち合わせをしてルンルン気分で行ったらそこには人智を超えるブスが仁王立ちしていたっていう場合、そのブスを描写するのにモビルスーツを使うことが多いのだ。 アニメ『機動…

たったひとつの冴えたやりかた

彼女のことがとりわけ大きく見えたのはきっと錯覚だったのだろう。 黒板の前に立つ彼女は、先生の半分くらいの身長で、黒板に大きく書かれたおそらく彼女の名前であろう四文字の漢字よりも随分と小さかった。一般的なこの年代の小学生より少し小さいくらいの…

一度でいいから泥酔して文章を書いてみたかった

「ねえ、秒速5センチメートルなんだって」 「なにが?」 「うんこが便器に落ちる速度」 「遅すぎだろ」 僕には長いこと夢みたいなものがあったんですけど、それが何かっていうと、ほら、僕って結構緻密な文章を書くじゃないですか。計算され尽くされたみたい…

魔王

魔王 Franz Peter Schubert Erlkönig Op1 D.328 Johann Wolfgang von Goethe 日本語訳詞 pato Wer reitet so spät durch Nacht und Wind? Es ist der Vater mit seinem Kind; Er hat den Knaben wohl in dem Arm, Er faßt ihn sicher, er hält ihn warm. 風…

流行に敏感なミユキさんについて

もうミユキさんにぞっこんなのである。 僕のメールアドレスってのはこの電脳世界に産み落とされた「闇」とも呼べる存在で、一時期は詐欺業者相手に大立ち回りを演じていたし、意図的にカモリストに載るように誘導したこともあったし、一切のスパム対策をせず…

この街にいる場所なんてどこにもなかった

いま、皆さんの場所からは何が見えるでしょうか。 僕は常々、人生とは居場所を作るゲームのようなものではないか、そう考えています。人は多かれ少なかれ、必ず居場所を作ります。それが自分の家だったり部屋だったり、真に安らげる場所の本拠地としての居場…

本日は作者取材のため休載です

せっかくお越しいただいたのに申し訳ありませんが、作者が取材のため本日の多目的トイレブログはお休みです。 代わりと言っては何ですが、現在エロ漫画界で驚異の新人として活躍中で、この夏はコミケへの参加も噂される龍亜種(ドラゴンアッシュ)先生より過…

Read me!

今日も朝一新幹線のナミです。みなさんこんばんは。 さて、みなさんはネゲットという言葉をご存知でしょうか。そうですね、オフ会などで出会った異性に変な棒を出したり入れたりすることですね。ちょっと前の時代はネットでの出会いなんてものは一般社会に溶…

セックスはキスで決まるぞ

セックスはキスで決まる。 この言葉の言いたいところは、おそらくは出だしで全てが決まってしまうということだろう。セックスにおいてはプレリュードであるキスが何より重要であるという、なかなかに含蓄のある言葉だ。実はこれ、僕のセリフではなく、同僚の…

線路沿いの恋

「ついちゃったね」 「そうだね」 「宿題出た?」 「結構出た」 「ふうん」 「なんかさ、俺たちいつもこうやってここで長いことしゃべってるよね」 「だね」 「公園のベンチで話せよって姉貴に言われたよ」 「それ、なんか違くない?」 「俺もそう思う」 「…

最も手に汗握る演出の信頼度は71%である。

「ほんと、美味しいラーメンなんだって!」 「えー淳子のそれってあまり信頼度ないからなー」 どこかで女の子同士の会話が聞こえてきた。信頼度とは面白い表現を使うなって思ったのだけど、淳子ちゃんがあまり信頼されていないことはしっかりと伝わってきた…

花見に合わないものを花見に持って来いといったら人は何を持ってくるのか

先日、満開の桜の下で花見大会を催してきたのですが、そこらじゅうで大学生集団、職場の仲間、友人、ファミリーと健全な集合体で花見を楽しまれている中、インターネットで「花見やるからきてね」と場所だけを告知して行う「現代社会に潜む闇」みたいな会を…

雪降桜の季節に

雪降桜という言葉がある。皆さんにはあまりなじみがないかもしれないが、「せっこうおう」という呼び方で実に風流な情景を描写した言葉だ。冬が終わり春が近づいてくると、暖かい日と肌寒い日を繰り返すことで一歩づつ春に近づいていることを実感する時期が…

3月のライオン

僕はスマホのテザリングを経由してブログを更新しているのですが、今月は使いすぎたのか更新しすぎたのか、画像を駆使しすぎたのか、早々に容量制限に達してしまいましてね、この更新画面すら開くのが精いっぱいの青色吐息でやってまいりました。 よくよく考…

空と海と大地と呪われし姫君

どうして乙姫は浦島太郎に玉手箱を渡したのか。 竜宮城で楽しいひと時を過ごした浦島太郎が陸上に戻ると、何百年という年月が経過していた。そして、決して開けるなと言って渡された玉手箱を開けると、中からもうもうと煙が立ち込め、お爺さんになってしまう…

エロ本隠し四大行

今の若者たちは本当にかわいそうだ。 彼らは、タブレットやスマホですぐにエロ動画にアクセスできる。それは想像以上に手軽で身近、そして便利だ。しかしながら便利さとは光の部分ばかりではない。その光が強烈であればあるほど、落とされる影は深くて暗い。…

こころ

大学時代、僕は貧しかった。 大学しかないような田舎の町の山奥に要塞のようにそびえたっていた大学に通っていた僕は、大学の近くに住むことができなかった。大学しかないこの街には、大学の横に学生たちが住む学生街みたいなものが形成されており、オシャレ…

ジーンズをはいた女はやれる

「ジーンズをはいた女はやれる」 なにかのモテ系雑誌を読んだ時にそんな煽り文句が書いてあったような気がする。なんでヤレるのかその理由は忘れてしまったが、確か、 「ジーンズをはくほどの女はアクティブ→性に対しておおらか→セックスをスポーツととらえ…

ルーティーン・キャット

ラグビーの五郎丸選手がキックをする前に行う一連の行動は、ルーティーンとして一気に有名になった。そもそも「ルーティーン」とは慣習の一種で、日常規則的に繰り返される生活様式、とくに一定の手順で行われる仕事を指す。早い話が、繰り返される決まった…

37番の男

僕はいま深い怒りに身を沈めていて、非常に憤っていたりするのだが、そもそも僕は結構短気で怒りっぽい性格なのだけど、そんな自分が嫌でしょうがないので務めて怒らないようにしていたりして、例えば、人と待ち合わせるときに、ギリギリ待ち合わせ時間に到…

悪の華

文章の組み立て方として、「この表現が使いたいからこの文章を書く」というものがある。本来なら書きたい内容があり、それを伝えていく上で様々な表現が使われるのが真っ当であるはずなのだが、稀に「この表現が使いたい」から出発することがあるのだ。 例え…

無人島について本気出して考えてみた

「仕事と恋愛、どっちが大切ですか?」 ブスってやつはこういった類のどうでもいい質問が本当に好きだ。ありない前提を持ち出して誰かの心理を計ろうとする。きっとブスは誰かの心中を推し量ってばかりいるからこうなるのだろう。 「SとM、どちらかでいうと…

仁和寺にある法師

何事も先輩の助言が欲しいものだ。右も左もわからない状況において、それを経験したことがある人の助言は重くて深い。それを得られるということはこの複雑に入り組んだ現代社会を生き抜くのに大きな助けになるだろう。 僕のもとにフレッシュな新入社員が挨拶…